週刊現代はこの記事の中で「近年は中国と北朝鮮への警戒ばかりが叫ばれていたが、いまはロシアこそ、もっとも予断を許さない相手である」と指摘している。
記事の中では元陸上自衛隊陸将で千葉科学大学客員教授の山下裕貴氏が「ロシアの北海道侵攻は備えなければならない有事です」と述べている。同氏は、米国とロシアの緊張が高まれば、ロシアにとって原子力潜水艦を配備することで米国に対する核攻撃が可能となる北海道の北東に広がるオホーツク海が重要なエリアになるとし、「米国の同盟国である日本の影響力をオホーツク海から完全に排除するために、北海道の一部を占領する。その可能性はゼロではありません」と指摘している。
日本の防衛省では冷戦時代から、「ロシアの北海道への侵攻」がシミュレーションされ、「道北エリアの稚内市、浜頓別町、天塩町の3方面から同時侵攻してくる」確率が高いと考えられているという。
週刊現代は、日本の陸上自衛隊の中で「精鋭」と呼ばれ、道北の防衛を担当する第2師団の司令部が置かれる旭川が「戦火にさらされる日がやがてやってくるかもしれない」と報じている。
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