ロゴジン氏によると、現状では衛星測位システムの数を増やすことに力を注ぎ、「ルナ26号」と「ルナ27号」のミッションについては調整を行うという。一方で、無人月面探査機「ルナ25号」は、2022年に打ち上げられる予定。
同氏は、「科学は非常に重要だが、今はロシアの衛星測位システムの将来性、このシステムに新たな性質を与えること、軍事目的としての性質を加える必要がある」と述べている。
同氏は4月、欧州宇宙機関(ESA)とロスコスモスとの協力関係が解消されたのを受け、「ルナ25号」からヨーロッパ製品をすべて取り外すと発表した。
「ルナ25号」は、ロシア初の月面探査機。この探査機は月の南極付近に着陸する予定。
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