これより前、ジョセップ・ボレルEU外交安全保障政策上級代表は、より多くのロシアの銀行を国際決済網SWIFT から除外すること、「偽情報」に対する措置および石油輸入に関する制裁を発表していた。
同紙によると、EU 27カ国の代表は4日に新たな制裁について話し合う予定で、早ければ今週にも決定を下すことができる。
ハンガリーとスロバキアは、20か月以内に石油の輸入を停止すると想定されている。外交官によれば、チェコとブルガリアも石油輸入を拒否するのに20か月間が与えられる。制裁を承認するために、EU加盟国の全会一致の投票が必要だ。
これより前、EUによる新たな対露制裁には、ロシアからの石油供給の完全な禁輸の可能性が含まれていると報じられていた。
先に、米紙ポリティコは、匿名の外交官の情報を引用し、EUが来週、第6弾目の対露制裁を導入する計画だと伝えた。記事によると、EUの制裁の新しいパッケージには、ロシア産石油の輸入に対して「明確な禁止」が含まれる可能性があり、SWIFTシステムからもより多くのロシアの銀行が排除される可能性がある。
EUは、ほぼ完全に外部からのガス輸入に依存している。欧州委員会(EC)が以前報告したところによると、ロシアは2021年、EUの輸入先の約45%を担う主要なガス供給国だった。ECのフォン・デア・ライエン委員長は、2027年までにEUのロシア産ガス、石油、石炭への依存をどのように解消するかという計画について、5月中旬までに提示する予定だと話している。
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