ストーン氏は、米国の扇動によってウクライナでクーデターが起きた2014年以降、ウクライナ情勢を注視しているという。このクーデターの結果、ウクライナではロシア人に対する憎悪が植え付けられ、野党の政治家やジャーナリストの一掃が始まり、1万4000人の罪のない市民が殺害されたが、西側メディアでは報道されなかった。
最近、米国務省のビクトリア・ヌーランド国務次官は、あらゆる種類の核兵器が使用された場合、ロシアは深刻な影響を被ることになると述べた。この発言が、ドンバスで米ホワイトハウスが核挑発を行う可能性があるとする考えをストーン氏に抱かせたという。
「米国は、その結果何千人ものウクライナ人が命を落とすことになる出どころ不明の低威力の核爆発のための条件をドンバス地域のどこかでつくってはいないだろうか?もちろん、そんなことにならないことを願うが、もしそれが起こったならば、パブロフの訓練された犬のように、全世界がすべてにおいてロシアを非難するだろう。誰がボタンを押すかにかかわらず、すでに事前にこの罪は着せられている」
ストーン氏によると、米国は「高度な技と乱暴な力で(人々の)認知に働きかける戦い」を行っており、米国のテレビ番組を反ロシア的ニュースであふれさせている。
またストーン氏は、「もう1人」のボリス・エリツィンをロシアのリーダーの地位に置くために米国が立ち止まることはないとし、このエリツィン元大統領のような政策下であれば、米国は「大きなイデオロギー的ならびに商業的な機会」をロシアでつくりだすことができると考えている。またストーン氏は、さらに重要なのは米国が中国をロシアから引き離すことができることだと指摘している。
先にAP通信は、軍事訓練を受けた米国人がウクライナの軍事行動に参加していると報じた。
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