ウクライナでの露特別軍事作戦

英国へ渡航ウクライナ難民が劣悪な居住条件に直面 インディペンデント紙

家族のもとへ移住するプログラムで英国へ渡航したウクライナ難民の多くが劣悪な居住条件に直面している。インディペンデント紙が報じた。
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難民支援組織らの調査では、ウクライナ難民らは劣悪な生活条件や、家主があまりにも大人数の居住を許可しないために家族の住むアパートを出て、自治体にホームレスとして登録しなおすケースが出ている。9つの慈善組織に行ったアンケート調査で、家族の呼び寄せで英国に移住したウクライナ難民の58%以上が適切ではない条件下で暮らし、17%は住まいを失うリスクを背負ったことがわかった。
インディペンデント紙によれば、英国政府は自治体に対して難民受け入れプログラムのための財政支援を行っていない。ところが英国政府の用意した別のスキームでは自宅に難民を受け入れた英国民には難民1人あたり1万500ポンド(約170万円)の支援金が支払われることになっている。
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ガーディアン紙はこれより前、英国へ渡航の意思がありながら同国の官僚主義的な遅れのために来ることができないウクライナ難民らが英内務省長官に対して集団訴訟を準備していると報じている。人権擁護団体はウクライナ難民の英国への渡航を迅速化するために難民受け入れプログラムの変更を呼びかけている。
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