考古学者チームは、見つかった断片に基づいて、4つの容器を復元した。この容器は非常に厚みがあり、首の部分が細く、円錐底の独特な形をしている。この形状により、容器は横向きに置かれるが、中身が漏れることはない。
最新技術を駆使して、その厚さ15ミリ超の非常に分厚い容器の調査が行われた。このような円錐底の頑丈な陶器容器(9~15世紀)は中東でしか見つかっていない。容器の中からは、爆発性混合物をつくるための化学成分一式が見つかった。
学者チームは、これは11~12世紀の古代の手榴弾の残骸だという結論に達した。当時は、エルサレムをめぐる十字軍の最も血なまぐさい遠征の時代。エルサレムの住民は自分たちの都市を守るために市街戦でこのような手榴弾を使っていたとみられる。
今年3月、中国科学アカデミーの調査隊が、4万年前に存在していた古代文化の痕跡を見つけたと報じられた。
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