雑誌「19FortyFive」の専門家らは、現在ロシアで開発されている第5世代多目的原子力潜水艦「ハスキー」が第4世代原潜「ヤーセンM」に比べ、サイズが小さくなることが分かったとしている。加えて、「ハスキー」は複合材料でできた軽い船体で、潜水艦の大きさや存在感を小さくすることができるとも指摘している。
米国の専門家らは、新たなロシアの潜水艦の排水量は11,340トンになると予測している。一方、水中速力は最大35ノット(時速64.82キロ)と見ている。さらに、90日にわたって、自律航行が可能となるだろうとの見方を示している。
19 FortyFiveによれば、「ハスキー」のもう一つの特長は、兵装モジュールが、弾道ミサイル、巡航ミサイル、カリブル、オニクス、また極超音速ミサイル3M 22「ツィルコン」を搭載できるものになることである。このように、米国の軍事専門家らは、「ハスキー」は弾道ミサイル潜水艦、そして多目的原子力潜水艦としての任務を効果的に遂行することがができると考えている。
しかし、19FortyFiveによれば、米国とNATOの専門家が持っている情報は、ロシアの新たな原子力潜水艦のすべての性能についてすべて網羅したものではないという。つまり、「ハスキー」が外国の潜水艦に比べ、いかに質的に優れているのかという点について、米国の専門家らは今も深刻な懸念を抱いているということである。
ロシアが空の軍事力において米国を追い抜いたという話題については、「スプートニク」の過去の記事よりお読みいただけます。
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