ロイター通信などの報道によると、ルーブルの対ドル為替レートは年初比で15.7ポイント上昇し、一時世界で最も上げ幅が大きい通貨になった。日本時間7日午後10時30分現在もブラジルの通貨レアルに次ぐ2位とデータに示されている。露中央銀行によると、5月7日時点でのドル・ルーブル為替レートは1ドル67.3843ルーブルとなっている。市場関係者は、露産天然ガスのルーブル支払いを求める露政府の政策がルーブルが強くなり続けている要因だと指摘している。ウクライナ情勢の悪化と対露制裁を受け、ルーブルは3月7日には1ドル=130.9338ルーブルまで下落し過去最安値を更新。だが、その後露中央銀行の金利の引き上げや政府による露産天然ガスのルーブル支払いを求める措置などが為替レートを大きく引き上げた。関連ニュース