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自殺のリスクを示す血液バイオマーカーが見つかる

カリフォルニア大学アーバイン校の精神医学研究チームが、うつ病の人の自殺のリスクを評価するバイオマーカーを発見した。研究論文がTranslational Psychiatry誌に掲載された。
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研究チームは、自殺した人たちの血液と脳のサンプルを分析し、別の原因で死亡した人たちのサンプルと比較し、ストレス反応、概日リズム、免疫調節、テロメアの状態(保護機能を持つ染色体の末端部分)に関連する遺伝子発現の変化を検出することに成功した。
研究チームは次のように指摘している。
新型コロナウイルス
新型コロナ感染で精神疾患の悪化リスクが60%増加
「これらの血液バイオマーカーは、自殺の差し迫ったリスクを持つ患者を見つけるための血液検査の発展に向けた重要な一歩だ」
研究チームは、バイオマーカーによって自殺のリスクが高い人たちに適時のタイミングで必要な支援を提供できるようになり、それによってリスクグループにおける死亡率が低下することに期待している。
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