世界は第二次世界大戦以来、最悪の飢餓の脅威に直面 ドイツ

独経済協力開発省のスベニャ・シュルツェ大臣はコロナウイルスの世界的蔓延によって始まり、ウクライナ情勢で一層先鋭化した危機が全世界で気が問題をさらに深刻化させる恐れがあるとの見方を示した。シュルツェ大臣はビルド紙からの取材にこう語っている。
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シュルツェ経済協力開発相は、食料価格が30%以上高騰し、記録的な水準に達するなど劇的な状況を呈しているとし、国連世界食糧計画の発表では深刻な食糧不足に苦しむ人口は30億人以上に達しており、先行きは楽観視できないと指摘した。
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シュルツェ経済協力開発相は「最悪の影響は、数百万人が死んだ第二次世界大戦以来、最悪の飢饉に我々が直面しているということだ」と語った。
同省のニールス・アネン政務次官も先日、ウクライナ情勢による「食品の価格危機」を背景に、耕作可能地を解放するために肉の消費を減らすよう求めていた。
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欧米諸国は、ロシアがウクライナの非武装化・非ナチ化のための特殊軍事作戦を開始以来、対露制裁を発動。制裁は主に銀行部門とハイテク製品の供給に影響を与えた。制裁で欧米ではすでに燃料や食料が深刻に値上がりし、経済問題が引き起こされている。
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