シュルツェ経済協力開発相は、食料価格が30%以上高騰し、記録的な水準に達するなど劇的な状況を呈しているとし、国連世界食糧計画の発表では深刻な食糧不足に苦しむ人口は30億人以上に達しており、先行きは楽観視できないと指摘した。
シュルツェ経済協力開発相は「最悪の影響は、数百万人が死んだ第二次世界大戦以来、最悪の飢饉に我々が直面しているということだ」と語った。
同省のニールス・アネン政務次官も先日、ウクライナ情勢による「食品の価格危機」を背景に、耕作可能地を解放するために肉の消費を減らすよう求めていた。
欧米諸国は、ロシアがウクライナの非武装化・非ナチ化のための特殊軍事作戦を開始以来、対露制裁を発動。制裁は主に銀行部門とハイテク製品の供給に影響を与えた。制裁で欧米ではすでに燃料や食料が深刻に値上がりし、経済問題が引き起こされている。
関連ニュース