新種の恐竜は、「日本沿岸のテリジノサウルス」を意味する「パラリテリジノサウルス・ジャポニクス」と名付けられた。
発表によると、小林快次教授が指導する研究者グループが、発見された爪とテリジノサウルス科の他の標本データとの比較分析を行い、独特の特徴を持つことから、この化石が新種に属することを解明した。研究者たちは、パラリテリジノサウルス・ジャポニクスは、餌を食べる際に木の枝を自分の方に引っ張るためにこの爪を使ったと推測している。
パラリテリジノサウルス・ジャポニクスの化石は、約8300万年前の白亜紀後期の地層で発見された。この種の化石は海底堆積物に残っていたアジアではじめて、そして世界で2つ目の標本となった。
関連ニュース