国交省は「知床遊覧船」について、安全管理規程に定めている業務用無線ではなくアマチュア無線を船との連絡手段に使用していたとして、昨年6月の特別監査で是正するよう行政指導を行ったという。
しかし、同社は行政指導後も今回の事故が起きるまでアマチュア無線の使用を続けていたとみられており、北海道総合通信局は11日にも同社に聞き取り調査を実施する予定。
一方、今回の事故について、第1管区海上保安本部は業務上過失致死の疑いで捜査しており、悪天候が予想されていた当日の社長らの出航判断や、同社の安全管理体制に問題がなかったかなどを調査している。
関連記事