豪州、シドニーに新たな軍艦修理基地の建設を表明

オーストラリア政府は、シドニーに新たな軍艦修理基地を建設する計画を明らかにした。基地は太平洋地域で勢力を増す中国への対抗を念頭に、商船団の能力拡大にも活用される。豪紙「Sydney Morning Herald」が伝えた。
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同紙の報道によると、新たな軍艦修理センターは豪海軍の主要基地があるシドニー中心部の「ガーデンアイランド」に建設予定。このほか、豪州北東部のケアンズ、北部のダーウィン、南西部のヘンダーソンにも順次建設されるという。
ダットン豪国防相は「これらのプロジェクトへの投資は、政府に造船プログラムの継続とシドニー地区における産業のための新たな可能性の創設を可能にする」としている。
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また、ジョイス豪副首相も中国による豪州包囲を念頭に、「豪州は地域の主権を保持するために新しい商船団を創設する」と話したという。
ガーデンアイランドの修理基地は2024年中頃の開設が見込まれる。
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