米国訪問中のドラギ氏は記者会見で「ルーブルでの支払いが制裁に違反するかどうかは誰も確認していない。最大のガス輸入国であるドイツはすでにルーブルで支払いを行っており、ほとんどの輸入業者はルーブルで口座を開設している」と述べた。
これより前、欧州委員会(EC)がロシアからのガス供給が断たれた場合を想定し、5月18日に承認を予定する計画では、代替輸入先を持つ国は、他国と燃料を分け合う必要性が明記されている。
EUは、ほぼ完全に外部からのガス輸入に依存している。ECが以前報告したところによると、ロシアは2021年、EUの輸入先の約45%を担う主要なガス供給国だった。ECのフォン・デア・ライエン委員長は、2027年までにEUのロシア産ガス、石油、石炭への依存をどのように解消するかという計画について、5月中旬までに提示する予定だと話している。
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