クナイスル氏は「ドイツの中央銀行は、より慎重な立場にある。銀行は、ロシア産ガス輸入の完全な禁輸は、第一に、産業部門における莫大な損失を伴うと考えているだろう」と表明した。
同氏は例としてドイツの化学産業を挙げた。同氏によると、露産ガス輸入の禁止は、「経済学者が予測するよりもはるかに大きな不況と相まって、労働者の大量解雇」につながるだろう。
先に、イタリアのマリオ・ドラギ首相は、ドイツはすでにロシアのガスのルーブルでの支払いを開始していると表明していた。
EUは、ほぼ完全に外部からのガス輸入に依存している。ECが以前報告したところによると、ロシアは2021年、EUの輸入先の約45%を担う主要なガス供給国だった。ECのフォン・デア・ライエン委員長は、2027年までにEUのロシア産ガス、石油、石炭への依存をどのように解消するかという計画について、5月中旬までに提示する予定だと話している。
関連ニュース