組換えとは、同種や近縁ウイルスの間で、遺伝子の一部が組換わったゲノムを有するウイルスが生成されること。東京都によると、3月中旬から4月上旬に感染者から採取した6つのサンプルの遺伝子を分析したところ、新たな組換え体であることが分かった。これらの組換え体は、従来のオミクロン株「BA.1」と派生型の「BA.2」が混じり合ったもので、1月に英国で初めて検出された「XE」とは系統が異なるという。東京で今回発見された組換え体の感染力の強さや、重症化リスクの高さについては分かっていない。関連ニュース