フィンランドがNATOに加盟した場合、ロシアは軍事技術的措置を講じる

ロシア外務省は12日、北大西洋条約機構(NATO)はフィンランドにNATO加盟を説得してロシアへの軍事的脅威のためのもう一つの側面をつくろうとしていると発表した。
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ロシア外務省は次のように発表した。

「NATO加盟は、当事者の一方に対して向けられた同盟を結んだり、または連合に参加しないという双方の義務を規定した1947年のパリ条約や、国家間関係の基礎に関する1992年のロシアとフィンランド間の条約をはじめとした国際法上の義務のフィンランドによる直接的な違反にもなる」

またロシア外務省は「ロシアはこれに関係して生じる国家安全保障上の脅威を取り除くために、軍事技術的および別の性質の対抗措置を講じることを余儀なくされる」と発表した。
フィンランド議会の議長は12日、フィンランドのNATO加盟に関する討論が16日に行われることを明かにした。
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NATOでは6月のサミットでフィンランドの加盟について話し合われる。NATOのストルテンベルグ事務総長は、フィンランドが肯定的な決定を下した場合、「(NATOへの)加盟プロセスはスムーズかつ迅速」に進むと述べた。
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