研究者らは、藍藻、光と水だけで1年間マイクロプロセッサを駆動させることに成功した。この電池の大きさは単三電池と同程度で、藍藻のシネコシスティス属を用いている。藍藻が太陽から光エネルギーを得ると電流が発生し、マイクロプロセッサに電力が供給されるという。
研究者らは、この電池のシステムは安価で再生可能な材料でできていることから、多くの小型デバイスの電源として使用することが可能だと指摘している。研究者らによると、今回の発明が遠隔地に住む人々にとって非常に有効なものになる。
藍藻は、光合成を行う細菌。光合成には光が必要だが、暗い時間帯でもエネルギーを生産し、発電し続けることができる。研究者らによると、これは、光がないときには藍藻が養分の一部を使って発電を続けているためだという。
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