「現時点で露産天然ガスの禁輸は実現できない」=独副首相

ドイツのロベルト・ハーベック副首相兼経済・気候保護相は12日、ベルリンで行われた記者会見で「ドイツは現時点で露産天然ガスの禁輸を実現することはできない」と表明した。
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ハーベック副首相は「我々は現時点で露産天然ガスを禁輸することはできない」と発言し、代替供給先や天然ガスの備蓄の確保など、独政府には解決しなくてはならない課題があると表明した。
露産石油の禁輸の検討についても言及したが、経済の崩壊に至らなくとも価格の上昇やサプライチェーンの断絶につながるとして、慎重な姿勢を示した。
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欧州連合(EU)は2027年までの露産エネルギーへの依存からの脱却を目指している。5月初旬にはEUによる露産石油の一部禁輸案が議論されたものの、各国のエネルギー保障政策に関わるため、交渉は難航している。
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