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ブタの心臓移植で死亡の男性 ブタウイルス感染が死因の一つか

米国で1月にブタの心臓移植に成功し、3月に死亡した患者の死因の一つがブタウイルスであることが分かった。メディア「MITテクノロジーレビュー」が報じている。
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1月11日、患者のデービッド・ベネットさん(57)はメリーランド大学病院でブタの心臓移植の手術を受け、成功した。この手術は初の異種移植であったため、世界中で大々的に報じられた。
しかし、約40日後、ベネットさんの容態は悪化し3月8日に亡くなった。当時、病院は死因は特定されていないと発表していた。
その後、同メディアの調べによると、手術後20日目のベネットさんの血液からブタサイトメガロウイルスが検出されたことが分かった。しかし、その値は非常に低く、医師らはこの結果が誤りである可能性があると考えていたが、この検査には10日かかるため、医師らは移植された心臓の細胞でウイルスが大量に増殖し始めたタイミングを見逃してしまった。
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世界初のブタの心臓移植を受けた米男性が死亡
ウイルスの増殖は、免疫系の激しい反応であるサイトカインストームを引き起こした。手術から43日目、ベネットさんは熱を出し、呼吸困難に陥った。医師らは手を尽くしたが、1週間後、ベネットさんの病状は悪化し亡くなった。
臓器提供のために特別に飼育したブタはウイルスが感染していないと考えられるため、なんらかのミスが起きた可能性があるという。ブタの飼育や改良を担当した企業「リバイビカー」は、ブタがウイルスに感染していたことに関してコメントを控えている。
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