Politicoの報道によると、制裁の決定には加盟全27カ国の賛成が必要となるが、露産石油の依存度が高いハンガリーはこれに強く反対。現在議論されている制裁内容から石油禁輸は除外するという案が出ているという。EUは2027年までに露産天然ガス、石油、石炭への依存から脱却を図っている。5月4日にはEU加盟国は露産石油の禁輸について議論したが、合意に達することができず引き続き交渉が行われていた。また、ハーベック独副首相も「ドイツは現時点で露産天然ガスの禁輸を実現することはできない」と表明するなど、EUが露産エネルギーから直ちに脱却するのは困難なようだ。関連ニュース