同氏は、米国とNATO加盟国からウクライナに供与された武器が「火に燃料を追加する」という事実に加えて、これらの武器はISIL(ロシア連邦で禁止されているテロ組織「イスラム国」)などのテロ組織の強化につながる可能性があると述べた。同氏は一例として、2014年にイラクの北部と西部の都市を占領していたISILが軍事基地に残された大量の米軍装備品と武器を所有していたの出来事を挙げた。
タイ氏は「現在ウクライナに供与されている米国の武器は、ウクライナ内外を問わず、過激派またはISILを含むテロ組織に、武装したり異なる名前の新しい組織を設置したりする目的で密輸される可能性が非常に高い」と警告した。
別のイラク軍の専門家のジャリル・ハラフ氏は、米国がウクライナに供与している武器は「全世界を脅かす危険」であると述べた。
またハラフ氏は「米国はウクライナにたくさんの武器といわゆるネオナチのボランティアを送った。この事実は、これらの国だけでなく、全世界にとって大きな危険である。なぜなら、過激派やISILがこの武器を手に入れる恐れがあるからだ」と彼は言った。
これより前、G7(先進7か国)は必要とあれば今後も長期間にわたりウクライナに武器を供給し続ける方針を明らかにした。
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