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認知能力を向上させる遺伝子変異が発見

ライプチヒ大学とヴュルツブルク大学は、ショウジョウバエを用いた一連の実験で知能を高める遺伝子変異を発見した。この研究結果は、学術誌「Brain」に掲載された。
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研究開始の段階で研究者らは、特定のハエのタンパク質RIMが、ヒトのそれと分子的に同一であることを証明した。そして、ハエのゲノムを変異させ、シナプス(2つのニューロン、またはニューロンとエフェクター細胞の接触する部位)の活性を測定したところ、DNA中のCORD7遺伝子に変化が生じると、シナプス間のインパルス伝達がより効率的になり、その結果、失明を治し、認知能力の向上が期待できることを発見した。
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疾患に関連したショウジョウバエとヒトのゲノムは75%の類似性に達していることから、科学者たちはこの発見がヒトにも適用できると考えている。
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