研究開始の段階で研究者らは、特定のハエのタンパク質RIMが、ヒトのそれと分子的に同一であることを証明した。そして、ハエのゲノムを変異させ、シナプス(2つのニューロン、またはニューロンとエフェクター細胞の接触する部位)の活性を測定したところ、DNA中のCORD7遺伝子に変化が生じると、シナプス間のインパルス伝達がより効率的になり、その結果、失明を治し、認知能力の向上が期待できることを発見した。
疾患に関連したショウジョウバエとヒトのゲノムは75%の類似性に達していることから、科学者たちはこの発見がヒトにも適用できると考えている。
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