15日、スウェーデンはNATO加盟申請を決定した。また、フィンランドもNATO加盟を正式決定した。
スウェーデンのマグダレナ・アンデション首相は、党会合後の記者会見で「スウェーデンとスウェーデン国民の安全にとって最善なのはNATO加盟だ」と表明した。
一方、スウェーデン与党・社会民主労働党の声明には「社会民主労働党は、加盟申請がNATO側に承認された場合、スウェーデンはスウェーデン領土への核兵器や常設基地の配備に対し、一方的な留保を表明するよう努めていく」と述べられている。
スウェーデンおよびフィンランドは、ウクライナにおけるロシアの軍事作戦を背景に、長期中立国を放棄し、NATOに加盟する可能性について言及し始めた。
ロシアはNATOが対立を目的としていると繰り返し指摘してきた。ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、NATOのさらなる拡大は欧州にさらなる安全をもたらすわけではないとし、NATOは攻撃的性質を持っていると述べた。また、ペスコフ氏はスウェーデンとフィンランドのNATO加盟が、ロシアに対する存在的な脅威となるとは考えていないと指摘した。
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