その熱帯樹とは、パプアニューギニアとオーストラリア北部の森林で生育するガルブリミマ・ベルグラベアナ。この樹皮は古くから薬や宗教的儀式で使われてきた。樹皮の煎じ薬は催眠、解熱、鎮痛作用がある。
研究者らがこの木の特性を調べたところ、40種類を超える化学物質が見つかった。その一つがアルカロイド「GB18」で、うつ病や不安障害の治療に役立つとみられている。創薬の分野では、この物質を応用して治療薬を創る計画がすでにあるという。
スプートニクは以前、アカデミー賞の受賞者が、様々な精神障害に直面する可能性が他の人よりも約7倍高いと報じた。
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