マクドナルドがロシアから撤退 国内事業は売却へ

世界最大手のファーストフードチェーン、マクドナルドがロシア市場から撤退する。同社がプレスリリースで発表した。
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発表によれば、「ロシアで30年以上営業してきたマクドナルドが、ロシア市場からの撤退を表明し、同国での事業の売却手続きを開始した」とされる。また、同社は、店舗のすべての株式を地元バイヤーに売却することを予定しているという。
マクドナルドは、ウクライナ情勢が引き起こした人道的危機と予測困難な事業環境から、今後もロシアでビジネス展開することは不適切であり、自社の価値観にそぐわないとの結論に至ったと強調した。
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これに先立ち、マクドナルドは3月8日、ロシアの850店舗を一時的に閉鎖すると発表している。ロシアのマクドナルドでは6万2000人以上のスタッフが勤務しており、サプライヤー企業では約10万人以上が働いている。
これまでの報道によれば、マクドナルドは新しいブランドとしてロシア市場に戻る可能性を検討しているという。
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