ウクライナでの露特別軍事作戦

国連事務総長、ウクライナ産穀物とロシア産肥料に関する自身の構想について米国と協議

アントニオ・グテーレス国連事務総長は、ウクライナ産穀物輸出の再開と引き換えに、ロシア産およびベラルーシ産のカリ肥料を世界市場に戻すという自身の構想について米国と協議した。リンダ・トーマス・グリーンフィールド米国連大使が記者会見で明らかにした。
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トーマス・グリーンフィールド氏は「事務総長の取り組みに関して、我々はウクライナ産穀物を市場に戻すためのメカニズム探索にまつわるすべての取り組みを支持する」とし、「事務総長はこれらの問題のうちいくつかに取り組んだ。事務総長はこの問題に関する自身のプランや、ウクライナおよびロシアとの議論について我々と話した」と明らかにした。
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先に、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は複数の外交筋の情報を元に、グテーレス事務総長がロシア政府に対し、ウクライナの黒海の港から穀物を積載した貨物船の出港を妨げないよう要請し、見返りとしてロシア産およびベラルーシ産肥料に対する制裁緩和を促すことを約束していると報じた
同紙は、トルコが海上の機雷の捜索や無力化、穀物を積載した貨物船舶の管理といった任務を引き受けることを含めた協定に参加する用意があることを表明したと記している。
グテーレス事務総長は先週、ロシアおよびベラルーシの製品と肥料の世界市場への再統合に向けた対話を促進し、そしてウクライナの農業生産を促進しようとしていると述べた。
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