英国人、価格高騰から暖房の使用を断念

スカイ・ニュースの依頼調査によると、価格高騰を背景に、英国人の約27%が食事を抜いており、65%が節約のため暖房を使用していない。
この記事をSputnikで読む
マーケティング・リサーチ企業イプソスが5月11〜12日にオンライン形式で実施したアンケート調査には、16歳から75歳の2061人の英国人が回答した。
回答者には、生活の危機に関連して、年初からどのような対策を講じているかが質問された。回答者の約65%が暖房を切っていると答え、52%が外食の回数や娯楽費を減らし、44%が自動車の運転を控え、44%がより安いスーパーマーケットで食料品を購入している。また、回答者の約27%が食事を抜くと回答し、19%が支出をカバーするため借金をしていた。
もっとたくさん働くべき=価格上昇を背景に英国人に助言
英国のインフレ率は過去数カ月で記録を更新している。5月初旬、イングランド銀行(英中央銀行)は2022年のインフレ見通しを上方修正し、第4四半期に記録的水準の10.25%に達する可能性があると予想している。規制当局は、最新の2月の報告書の公表後、ロシアとウクライナ間の状況悪化によりインフレ圧力が急激に高まったと指摘した。
4月初旬にエネルギー価格が54%高騰したことから、英国の何百万もの世帯が、年間700ポンド(約11万3000円)というかつてない電気およびガス代の値上がりに直面している。
関連記事
世界は第二次世界大戦以来、最悪の飢餓の脅威に直面 ドイツ
ドイツのレストラン、価格上昇で入店料を取り始める
コメント