「France24」の報道によるとこのスケッチは15世紀末ごろのもので、茶色のインクを用い、鵞ペンで描かれている。2人の人影を背景に裸の男性が描かれている。これはミケランジェロが21歳だったころの作品で、現在知られているミケランジェロの裸体画の中では初めて描かれたものとされている。
この作品がミケランジェロのものだと判明したのは2019年で、仏の個人コレクションのなかから見つかった。同年9月には仏の国宝に指定され、30カ月は国外への持ち出しが禁止されたことにより仏政府や美術館が購入の機会を得た。だが、どこからもオファーがなかったため、オークションへ向け関心を集めるためここ数週間にわたって香港やニューヨークでの展示されていた。
個人所蔵のミケランジェロの作品は世界に10つもないという。最後にこの作品が売りに出されたのは1907年だった。
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