イーロン・マスク氏のファルコン9ロケットによる環境への被害のおそれ

ロケットのあまりにも頻繁な打ち上げは深刻な大気汚染を引き起こすおそれがある。これに関する論文が、Physics of Fluids誌に掲載された。
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近年、ロケットの打ち上げコストが大幅に低減され、打ち上げ回数を増やすことが可能となった。2021年、民間企業や政府機関は計133回のロケット打ち上げを実施し、45年前の記録を更新した。
一方、ロケットエンジンから排出されるガスは環境に影響を与えるおそれがある。キプロスのニコシア大学の研究チームは、イーロン・マスク氏率いる宇宙開発企業スペースXのファルコン9ロケットを基盤にコンピューターシミュレーションによってこの影響を定量的に評価した。
「ロケットの二酸化炭素排出量は懸念を呼んでいないが、その代わりに、排気ガスに含まれる粒子が重要な役割を演じている。主にこれは酸化アルミニウムとブラックカーボンだ。これらの粒子は光を散乱、吸収するほか、成層圏の温度とその流れを変化させる」
またロケットの飛行中に大量の窒素酸化物が生成され、拡散には長時間かかる。
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研究チームによると、全体として、今後ロケットの年間打ち上げ回数が増えた場合、環境が損なわれるおそれがある。研究チームは、これをより深く掘り下げた研究で評価し、未然に防ぐ必要があるとしている。
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