トルコ当局は、同国が「テロ組織」とみなすクルド労働者党(PKK)とFETO組織のメンバーの引き渡し、トルコがPKKと関係を持つと考えている所謂シリアのクルド人民兵組織「人民防衛隊(YPG)」をテロ組織として指定すること、トルコが同国で2016年に起きたクーデター未遂事件に関与したとして非難している「フェトフッラー派テロ組織(FETO)」の代表者への支援をやめること、トルコでテロ組織と結びつけられている機構と関連するすべての組織の閉鎖、しかるべき保証の提供などを主張している。
外交筋によると、トルコは「スカンジナビア書類」に反映されているいずれの項目についても譲歩しないという。
トルコのエルドアン大統領は18日、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟について、両国がPKKなどのテロ組織に対する自国の姿勢を変えるまでは加盟を支持しないと表明した。
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