クナシル島で新たな遺体 「事故との関係性は不明」=松野官房長官 知床観光船事故

日本の松野官房長官は20日の記者会見で、北海道・知床半島沖の観光船沈没事故をめぐり、19日にロシア側から外交ルートを通じて新たに南クリル諸島(北方四島)のクナシル島(国後島)西岸で遺体が発見され、知床遊覧船事故との関連性があるなどの情報提供があったことを明かにした。
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松野氏は、新たに見つかった遺体について「現時点において事故との関係性は不明」とし、「引き続き外交ルートを通じて事実関係の確認に鋭意努めていく」との考えを示した。
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北海道ニュースUHBは20日、クナシル島で新たに見つかった遺体について、ロシア外交筋などを引用し、「男性とみられ、ジーンズ、黒いボクサーパンツ、ダークブルーとグレーが混ざった色のTシャツを着ていた」とし、「洋服は傷つき、体の一部は白骨化している」と報じた。また「遺体の近くには日本語で書かれたとみられる身分証明書があった」という。
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