支援額は1億ドルで、これにより先に承認されていたウクライナ支援予算は枯渇する。ただし米上院は先に400億ドルの追加支援予算案を可決したことから、ウクライナへの軍事支援は更に続く模様。
カービー報道官が記者団に伝えたところによると、今回の軍事支援では155mmの榴弾砲18門に加え、18台の戦術自動車も供与される。また、米軍は対砲兵レーダー3器を供与する。これらの軍事兵器は速やかに提供される見通し。
また、ロイター通信が消息筋を引用して報じたところによると、米国はウクライナ軍に対し、最新鋭の対艦ミサイルを供与することについても検討しているという。連邦議会の消息筋は取材に対し、ウクライナには米ボーイング社が開発したハープーン・ミサイルに加え、ノルウェーのコングスベルグ・ディフェンス&エアロスペース社が開発したNSMミサイル(Naval Strike Missile)が供与される可能性があると語った。これらのミサイルは米国からウクライナに直接供与されるか、これらのミサイルを保有する欧州の同盟国を経由して提供される見通し。また、消息筋によると、一部の国々は独自にハープーン・ミサイルを供与する可能性があるという。ただし、ロシア側からの対抗措置があり得ることから、最初に供与することを躊躇っている模様。
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