ブルームバーグによると、ファーウェイの5G参加禁止に関する発表は20日にも行われるという。これによりカナダは機密情報共有の同盟「ファイブ・アイズ」の間で、ファーウェイに対するスパイ容疑から5G構築への参加を禁止、または制限した国として、5番目で最後の国となった。ファイブ・アイズには米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドが含まれている。
報道によると、トルドー首相はこの措置が二国間関係をさらに悪化させる可能性があることから、この決定について3年以上にわたって判断を延期し続けていたという。
カナダと中国の関係はファーウェイのトップマネージャーをめぐるスキャンダル以降、悪化を続けてきた。ファーウェイの孟晩舟副会長は対イラン制裁回避を巡る詐欺容疑で訴追され、米国の要請で2018年12月にカナダで拘束された。
またカナダは国内でファーウェイ、及び中興通訊(ZTE)社の製品およびサービスの使用も禁止した。この禁止についてはシャンパーニュ・イノベーション・科学・産業相が発表した。
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