韓国国会、新首相の任命同意案を可決=聯合ニュース

韓国国会は20日、新首相に指名されていた韓悳洙(ハン・ドクス)氏について、国会の過半数を占める最大野党「共に民主党」が反対し難航していたものの、任命同意案を可決した。聯合ニュースが報じている。
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韓氏は、2007年から2008年にかけて盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の政権でも首相を務めていた。2009年から2012年までは駐米韓国大使を務めた。
4月3日、尹錫淑(ユン・ソンニョル)大統領は韓氏を新首相に指名。20日、韓国国会で任命同意案の採決が行われ、賛成208、反対36で可決された。韓氏は公職から退いた後、国内最大手の法律事務所キム・アンド・チャンで勤務し、多額の顧問料を受け取っていたとされたため、民主党はこれまで就任は適格でないと主張してきた。21日、尹大統領の任命をもって正式に就任する。
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韓国では首相就任には唯一、国会の同意が必要。
聯合ニュースの指摘によると、民主党は、尹大統領が首相候補の変更を否定した一方で、新政権を妨害したとして国民から批判されることを恐れ、韓氏の任命に同意した可能性がある。
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