知床沖沈没事故、クナシル島で発見の遺体は甲板員男性か

日本の北海道知床沖で観光船「KAZU1」が沈没した事故で、ロシア極東南クリル諸島のクナシル島(国後島)で見つかった2人目の遺体について、「KAZU1」の甲板員の男性(27)である可能性があることが分かった。21日、日本の各メディアが伝えている。
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NHKなどの報道によると、男性と同姓同名の名義の日本の運転免許証が遺体のそばで見つかっていた。露当局が在サハリン日本総領事館に通達した。
また、現場海域周辺では沈没した「KAZU1」の船体を海底120メートルから引き揚げる作業が始まった。海難救助会社「日本サルヴェージ」の潜水士らが「飽和潜水」という深い海に対応できる手法を使い、作業を進めている。引き上げは早ければ24日にも完了する。
日本の振る舞いに関わらず、ロシアは「KAZU1」の不明者捜索に協力=ザハロワ報道官
事故は4月23日に発生。乗員乗客26人のうち、これまでに14人の死亡が確認され、12人が行方不明となっている。さらに、5月にはクナシル島の海岸に不明者とみられる男女それぞれ1人の遺体が見つかっている。
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