フィリピンから到着した男性乗客は国境警備の検査対象となった。検査官の注意を引いたのは乗客のもつ「何やら疑わしい」穴が複数ある箱だったという。
男性乗客は、薬用茶を栽培するつもりだと答えたという。
検査の過程で、箱の中には蛾の幼虫とさなぎが入っており、穴は蛾の「出口」であることが判明した。
乗客が荷物に忍ばせ米国内に持ち込もうとしたのは、100年以上前に絶滅したとされているSalma brachyscopalis Hampson Monthsであることがわかった。この後、蛾は蒸気滅菌で処分を余儀なくされた。
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