イーブニング・スタンダードによれば、アフガンのテレビ局は「タリバン」指導部から、しかるべき形で顔を覆っていない女性は放送に出さないという命令を最初に受け取ったという。アフガン女性の権利を制限するこの新たな禁止令が実行されているかどうかは、美徳推奨・悪徳撲滅省が監視する。
女性のテレビ出演者ら数人がすでにソーシャルネットワークに、顔をベールで覆って放送に出演している写真を投稿している。ある女性は、顔にマスクをした動画を投稿し、「美徳推奨・悪徳撲滅省の命令によって、女性は消し去られている」とコメントした。
ガーディアン紙の報道によれば、2022年5月初旬にタリバンは、すべての女性に対し、公共の場では、目だけを出し、頭からつま先まで覆う衣服を身につけるようにという命令を出した。さらに、女性は必要なとき以外は外出を禁じられている。この規則を破った場合には、親族の男性に罰則が与えられることになり、刑罰として刑務所に収監されることもある。
また2022年3月には、タリバン指導部がアフガンの女子らに、中学校に通学するのを禁じ、女性にも教育を受ける機会を与えるという以前の自らの約束を撤回している。
アフガニスタンの首都カブールにある娯楽施設の入場が男女別になったというニュースは「スプートニク」の過去の記事よりお読みいただけます。
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