22日、ベラルーシのテレビ局ONTからのインタビューに答えたメジンスキー補佐官は、「アングロサクソン人の打算のなさを信じることができるのは、人生で歴史を学んだことがなく、歴史映画を一度も見たことがない人間だけだ」と述べ、西側世界はウクライナにこのような支援を行うことで、満足をもたらしつつ有益な2つの課題を同時に実行していると思うと指摘した。
その2つの課題についてメジンスキー氏は、一つは、「彼らが自らの地政学的競争相手であり、敵であると考えるロシアに」最大限に害を及ぼすというものであると述べ、「米国は単にロシアを苦しめようとしているだけでなく、ロシアを構成体レベルに崩壊させようとしていることは明らか」だとし、こうした目標に躍起になっている国は米国が初めてではないが、成功した例はないと強調した。一方、2つ目の課題についてメジンスキー補佐官は、ウクライナに最大限に財政的、政治的義務を押し付け、ウクライナを植民地にしようとしていることだとした。
さらにメジンスキー補佐官は、「ウクライナ政権はこのことをよく理解している」と指摘し、「彼らは馬鹿ではなく、このことを十分に理解している。ただし、その代償を払うのは彼ら自身ではなく、次の世代だ」と強調した。
米上院は19日、およそ400億ドルのウクライナ支援法案を圧倒的多数の賛成で可決。21日、ジョー・バイデン米大統領がこれに署名した。
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