米空母の日本寄港 日本海の両側で異なる評価

日本は、同国の海上自衛隊と米海軍の関係強化がインド太平洋地域の平和と安全の維持に役立つと主張している。一方、中国は反対の意見を持っており、さらに積極的になる日米協力は、それでなくても複雑な地域情勢を悪化させるだけだと考えている。
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共同通信は20日、米原子力空母ロナルド・レーガンが同日、周辺海域をパトロールするため、拠点とする米海軍横須賀基地を出港したと報じた。司令部によると、ウクライナでのロシアの特殊軍事作戦を受けた「特別な任務はない」という。21日には別の米原子力空母エイブラハム・リンカーンが横須賀基地に寄港した。報道によると、このような前代未聞の日米防衛協力の強化は、北朝鮮をめぐる状況の悪化や、地域での中国の活動活発化を念頭に置いたものだという。
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空母エイブラハム・リンカーンは4月、東シナ海や日本海で自衛隊と共同訓練を実施した。米海軍第7艦隊のトーマス司令官は演習に満足の意を表し、日米同盟は中国、北朝鮮、ロシアからの脅威に対抗する準備に貢献する共通の価値観と共通の理解に基づいていると指摘した。
またトーマス氏は、現在の日米軍事同盟について、かつてみたことがないほど強力だと主張している。インド太平洋防衛フォーラム誌が報じた。
環球時報によると、中国も日本と同様に地域情勢は最近著しく悪化したとの見方を示しているが、不安定化要因は、さらにアグレッシブな性格を持つようになっている日米の軍事協力だと考えている。日米軍事同盟の活動は中国とロシアを封じ込めることが目的であり、日本と米国は自分たちの行動をなんとかして正当化するために、アジア太平洋地域での中露合同軍事行動のありそうもないシナリオを事前に考え出しているという。環球時報は「日本は自国を米国の馬車につないで、第二次世界大戦後の過去70年間に世界に残したかつての平和を愛するイメージを変えようとしているようだ」と報じている。
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先に、日本の与党の議員らが、防衛戦略の見直しの一環として、(仮想上の)敵の指揮統制機関へのいわゆる反撃能力保有の可能性について検討するよう提案したと報じられた。「スプートニク」は、このような提言が日中の関係悪化を招くことになるのか、軍事専門家、日本および中国問題の専門家らに話を聞いた。
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