記者会見でバイデン大統領は、米国がかつてない深刻なインフレに見舞われている問題について質問を受けた。現在、米連邦準備制度がこの問題の解決にあたっているが、ガスの価格高騰や中国のロックダウン、ウクライナ情勢という中で、米国では景気後退が避けられず、こうした状況に備える必要がある。
「米国のGDPは40年ぶりに中国を上回る勢いがあるが、このことは我々になんら問題がないということを示しているだろうか? もちろん、世界と同様、我々もなんらかの問題を抱えている。しかし、他国のように深刻な影響をともなう問題は存在しない」
ガスの価格に関して、バイデン大統領は、「我々は大きな転換期にあり、願わくば、この状況が終わったときに世界でもっとも大きな力を持ち、化石燃料への依存がより少なくなっていることを望む」と強調した。
ジョー・バイデン大統領は、「ロシア産のガス輸入に関して欧州が何をしているがご存じだろう。すべてを数え上げたりはしない。さらにひどい状況を避けるため、何ができただろうか。状況は深刻だ。私たちと、私たちが協力を求めた国々は、2億5700万バレル超の石油を放出したと思う。このことは助けにはなったが、十分ではない」と強調した。
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