産経新聞などによると、編隊飛行したのは露軍のTU-95爆撃機2機と中国のH-6爆撃機2機で、日本の自衛隊は戦闘機がスクランブル(緊急発進)を行い、警戒と監視にあたった。
これを受け、日本の岸防衛大臣は「日米豪印4カ国の首脳会合(クアッド)が開催されている中で、このような我が国近傍での軍事演習は、(クアッドの)開催国である我が国への示威行動を意図したものであり、これまでと比べ、挑発度を増すものと考えている」とコメントした。
また、ロシア航空宇宙軍は「国際法に準拠し他国の領空を侵していない」と指摘し、「露中共同の戦略的パトロールは第三国に対抗するためものではない」としている。
中露の日本列島周回飛行は2021年11月以来で、2022年2月の露軍のウクライナにおける特殊軍事作戦の開始以降では初めて。中国軍のH-6爆撃機は5月18日にも宮古海峡(沖縄本島と宮古島の間)の上空を飛行していた。
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