サル痘の感染者数が130人を超える

世界保健機関(WHO)は、5月7日以降、世界19カ国で131人のサル痘の感染症例と106人の感染の疑いが確認されたと報告した。ロイター通信が報じた。
この記事をSputnikで読む
WHOは、今回の感染爆発を異常なものと指摘したが、その広がりは「抑止」された状態だと述べた。それでも同機関は、サル痘の蔓延防止に関する協議会の開催を継続している。
WHOによると、感染者数がもっとも多いのはスペインの40人で、ポルトガル37人、英国20人と報告されている。
「サル痘」 発生動向監視など必要な対応取る=後藤厚生労働相
また、報道によれば、サル痘の106症例の調査が行われており、そのうち51例がスペインの感染者だという。
この間、特にオーストラリアやベルギー、英国、ドイツ、スペイン、イタリア、カナダ、ポルトガル、米国、フランス、スイス、スウェーデンで感染例が報告されている。
サル痘は珍しいウイルス感染でヒトからヒトへも感染する。サル痘は身体の直接的な接触と空中飛沫により伝染し、その症状は発熱や背中と筋肉の痛み、悪寒、疲労感を特徴とする。
関連ニュース
WHOがサル痘の拡大について討議するために専門家の緊急会議を招集=メディア
マドリッドでサル痘の感染拡大 公衆衛生に関して警報が発令
コメント