同省によると、ウランは3月に米テネシー、サウスカロライナ両州に運搬されたが、公表したのは5月23日になってからだった。ウランは低濃縮ウランに加工されるか廃棄される予定で、同省は核爆発物として利用されるリスクを恒久的に低減するとしている。
日米間の核エネルギーの平和利用に関する協定は1956年に締結された。1988年にはどちらか一方の国が協定破棄を宣言するまで自動延長されることが表明されており、直近では2018年に延長されていた。この協定をもとに日本は国内で核燃料の加工やウラン濃縮のほか、加工によって生成されるプルトニウムの利用も可能となっている。
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