ウクライナでの露特別軍事作戦

ウクライナを代表する映画監督がロシア文化のボイコットを批判、「国籍ではなく言動で判断せよ」

ウクライナの映画監督、セルゲイ・ロズニツァ氏(57)は第75回カンヌ国際映画祭に参加した中で、ロシア文化の活動家に対するボイコットに抗議した。
この記事をSputnikで読む
ロズニツァ監督はAFP通信の取材に応じた中で、「私は確信しているが、パスポートではなく、その人個人の言動で判断すべきだ」と発言した。監督によると、人間に対して善、悪の烙印を押すことはグロテスクであり、あらゆるロシア人を無条件で悪と決めつけるのは非人道的であるという。
AFP通信によると、ロシアによる特殊軍事作戦開始以降、ロズニツァ監督はロシア文化のボイコットを巡り、多くのウクライナ人と論争を強いられたという。
ウクライナでの露特別軍事作戦
独連邦議員がロシア人差別に反対する公開書簡に署名、「文化は平和、平和は文化を必要とする」
カンヌ国際映画祭の実行委員会は3月上旬、ロシアがウクライナで進める特殊軍事作戦を踏まえロシアの公式代表団を受け入れないと発表していた。カンヌ国際映画祭は5月17日から28日の日程で開催されている。
ロズニツァ監督は1964年生まれ、96年以降から映画監督として活躍している。
関連ニュース
政治イベント? ユーロビジョン2022でのウクライナ代表優勝をめぐり ロシア下院議員の見解
ウクライナで進む脱ロシア化、ゴーリキーの記念碑が撤去
コメント