ロズニツァ監督はAFP通信の取材に応じた中で、「私は確信しているが、パスポートではなく、その人個人の言動で判断すべきだ」と発言した。監督によると、人間に対して善、悪の烙印を押すことはグロテスクであり、あらゆるロシア人を無条件で悪と決めつけるのは非人道的であるという。
AFP通信によると、ロシアによる特殊軍事作戦開始以降、ロズニツァ監督はロシア文化のボイコットを巡り、多くのウクライナ人と論争を強いられたという。
カンヌ国際映画祭の実行委員会は3月上旬、ロシアがウクライナで進める特殊軍事作戦を踏まえロシアの公式代表団を受け入れないと発表していた。カンヌ国際映画祭は5月17日から28日の日程で開催されている。
ロズニツァ監督は1964年生まれ、96年以降から映画監督として活躍している。
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