防衛省によると、中国軍の爆撃機「H-6」2機、ロシア軍の爆撃機「Tu-95」2機が日本から東シナ海まで飛行し、その後、中国側の「H-6」2機は別の「H-6」2機と入れ替わり、この4機で太平洋へと飛行した。
岸防衛相は、日米豪印4カ国によるクアッドの首脳会合が開催されている中で、中国・ロシア両国による軍事演習が行われたことは、開催国の日本に対する示威行動を意図したものと指摘し、これまでより挑発度を増すものだと批判した。
松野氏は25日の記者会見で次のように述べた。
「一連の両国の共同行動は、わが国に対する示威活動だと捉えざるをえない。また共同行動が、日米豪印の首脳会合が開催されている最中に行われたことも、挑発の程度を増すものとして留意している」
同氏はさらに、中国とロシア両国に対し、この共同飛行が地域の安全保障上の観点から重大な懸念をもたらすものであることを伝えたと明らかにした。
中国軍とロシア軍による日本周辺での共同飛行は、2021年11月以来4回目。
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