日本 首都直下地震の被害想定を発表

日本の東京都は25日、首都直下地震が起きた場合、約6100人の死者が出るとの被害想定を発表した。読売新聞が伝えている。
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東京都防災会議地震部会によると、都心南部を震源とするマグニチュード(M)7.3の地震が起きた場合、死者は約6100人、負傷者は約9万3400人に上る。また、帰宅困難者の数は453万人、避難者数は最大で約299万人になるという。
東京都が想定を発表したのは2012年以来。専門家らが前回発表した東京湾北部地震の想定について、住宅の耐震化、不燃化などを考慮して見直しを行ったところ、想定の死者数は前回より3400人、負傷者数は約5万4200人減少した。
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日本経済新聞によると、死者数や建物全壊件数は前回の想定より減少するが、増加するものもある。専門家らは今回、エレベーターの停止件数は前回の想定の7473台から2万2426台へと大幅に増えると予想。また地震が夏に発生した場合、クーラーが停止して体調が悪化するケースが起きると指摘している。
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