IT・科学

多くの恐竜は恒温動物だった 新たな研究で明らかに

恐竜の代謝率は非常に高く、体温は通常37度前後の現代の哺乳類よりも高かったことが、米国とスペインの研究者らによって明らかになった。この研究結果から、ほとんどの恐竜が恒温動物であったといえるという。この研究をまとめた論文が、学術誌「ネイチャー」に掲載されている。
この記事をSputnikで読む
研究者らによると、多くの恐竜の体温は、平均体温が約42度の現代の鳥類と同程度だったとみている。米カリフォルニア工科大学のジャスミナ・ヴィーマン氏は、「恐竜の代謝について調べたところ、そのほとんどが恒温動物で、現代の鳥類に匹敵する体温だった証拠が得られた」と述べている。
以前の研究では、6600万年前に恐竜が大量絶滅した際に鳥類が生き延びることができた理由の一つとして、その高い代謝率が提唱されていた。しかし、ヴィーマン氏は今、代謝に優れた「鳥のような」能力を持つ多くの恐竜が絶滅したと主張している。研究者らは、今回の新しい研究が、絶滅した恐竜の生態や行動に対する解釈を根本的に変えるとみている。
IT・科学
中国で新種のよろい竜類が見つかる
スプートニクは以前、「恐竜の赤ちゃん」と思われる動物の群れが浜辺を走る映像がSNSに投稿され、多くのネットユーザーを驚かせていると報じた。
関連ニュース
日本の研究者、テリジノサウルス科の新種の恐竜を発見
翼竜の羽毛の色 研究で推測が可能に
コメント