米財務省は先に外貨による国債の償還、利子払いをロシア連邦に禁止する決定を下していた。ジャンピエール報道官はブリーフィングの中でこの点について言及し、これによりロシアは債務不履行に陥り、国際的な金融システムにおいて「不可触民」のステータスを長期的に獲得することとなると発言した。
ただし、ロシア経済は著しく独立していることから、こうした結果が米国、およびグローバル経済に与える影響は最低限のレベルに留まると米国側は期待している。
なお、米国はウクライナの農産品を世界市場に供給することと引き換えに対露制裁を解除する可能性はないとジャンピエール報道官は明確に発言した。報道官は黒海の港を経由してウクライナの穀物輸出を速やかに再開させるようロシアに要求した。また西側の制裁はロシアの農産品を海外市場に輸出する上での障害にはなっていないとも表明した。
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