スリランカの経済危機は外貨不足がきっかけとなって引き起こされた。外貨不足はコロナウイルスによる禁止措置で外国人観光客の数が制限されたために起きており、これにより十分な燃料を購入することができなくなった。
ブルームバーグは「スリランカは燃料生産のためにロシア産石油を受け取る。国は破産しており、ガソリンからディーゼルまで、あらゆるものの壊滅的な不足に直面しているからだ」と報じている。
石油精製工場「セイロン・ぺトリウム・コーポレーション」のスミット・ヴィジェ代表はブルームバーグからの取材に対し、ロシア産石油の「シベリアン・ライト」の精製は今週にも同工場で始まることを明らかにしている。ロシアからの供給は5月28日に開始される。